学習のつまずきや勉強嫌いの原因の背景には、しばしば学習目標イメージ障がいが認められます。
約7~10%もの児童に学習障がいがあるともいわれ、ただ勉強をさせるだけでは成果が出ず、ますます勉強嫌いになり劣等感を強めてしまいます。
当クラブでは、その子の課題をアセスメントし、その子の特性を踏まえたプログラムを、オーダーメイドで提供することで改善を図ります。学習障がいが改善することで、自己肯定感を取り戻し、行動や情緒の問題が改善することも期待できます。

学習の困難はさまざまな原因で起きます。漢字が苦手、計算がうまくできないといった場合にもどこで躓いているのか丁寧に原因を探り、原因に応じたトレーニングを行うことが大切です。
当クラブは、アセスメントに十分時間をかけてお子様の課題を把握すると同時に、その課題のトレーニングを並行して進めていけるように、岡田尊司氏の指導の下で独自の教材を開発。それぞれのお子様に提供します。

勉強の仕方も、それぞれのお子さまの特性を考慮する必要があります。
お子様の可能性を引き出すための工夫が大事なのです。その為、くずは心理教育センターで長年培ってきたノウハウを活用してまいります。

学習にうまく取り組めるようになるためには、勉強ばかりに目が向いてもうまくいきません。お子様が安心や楽しさを味わうことができないと、学習できる状態にはならないからです。
当クラブでは安心感や楽しさを第一に、お子様が学ぶ喜びを取り戻せるようにサポートしていきます。

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習支援と併用したり、その中に取り入れることで、効果を高めることができます。

ニューロフィードバック・トレーニング

ニューロフィードバックトレーニング

今さまざまな症状の改善やパフォーマンスの向上に役立つことが注目されている脳機能訓練法です。
前頭葉の働きをコントロールする力を高めたり、バランスを改善したりして機能の改善をはかります。
特に注意力やワーキングメモリー、行動のコントロールを改善したり、緊張やストレスを緩和する効果が実証されています。

トレーニングの有効性が報告されている障がいや領域には、次のようなものがあります。

• ADHDや自閉症スペクトラム、学習障がい、知的障がいなどの発達障がい
• てんかん、チック、トゥレット症候群
• うつ状態、自律神経失調症
• 睡眠障がい
• 不安障がい、強迫性障がい
• 集中力低下、無気力
• 感情のコントロール
• 学業やスポーツでのパフォーマンス向上
• 集団不適応、社会性の課題

障がいや改善目標によって違いがありますが、ニューロフィードバック・トレーニングは、毎週1回15分のトレーニングを継続的に9か月間行なうことで、約8割の人に効果があったと報告されています。このトレーニングに加えて、他のトレーニングやカウンセリングを必要に応じて組み合わせて行うことにより、楽しみながら続けられるだけでなく、より幅広く高い効果が期待されます。

ブレイン・ジム

ブレイン・ジム

教育学者のポール・デニソンによって開発されたアプローチで、26種類のエクササイズ(運動)を行うことによって、脳の統合を高め、機能不全の改善を図る方法です。
デニソンは学習障がいの子どもたちの支援をしていたのですが、学習の問題が姿勢や体の動きの問題と結びついているのに気づきます。そして、学習の問題にばかり焦点を当てるよりも、運動を通じて脳の機能改善を図った方が、学習だけでなく生活全般の改善につながることを見出したのです。その後、ブレイン・ジムは学習障がいだけでなく、ASDやADHDなどの療育、スポーツや学校教育の分野にも幅広く取り入れられています。
当クラブでも、必要に応じてブレインジムを取り入れたトレーニングを行います。

エラーレス・ラーニング(間違い排除学習)

エラーレス・ラーニング(間違い排除学習)

多くの人がトレーニングにしろ学習にしろ、嫌になってしまうのは、上手くいくことよりも失敗が多くなってしまうためです。最初は一生懸命取り組んだとしても、成果が出ず、上手くいかないことが重なるとモチベーションが失われていきます。注意されたり、恥をかいたりすればなおさら嫌気がさしてしまいます。
罰を与えることが行動の修正や学習にあまり効果がないのも、間違うことでモチベーション・ダウンが起きて自信の低下や否定的な感情が強まってしまうためです。

そこで、そうした弊害をできるだけ減らすために考えられたのが、エラーレス・ラーニング(間違い排除学習)という手法です。例えば、できないことに取り組ませる場合、本人にできるまで試行錯誤させることはせずに、あらかじめヒントを与えたり、準備を施すことで、間違いや失敗を減らすのです。
小さな課題に分け、本人が少し努力すればできる課題をクリアしながら段階的に難しい課題もクリアしていくという方法もその一つだと言えます。
正解を教えて、それを自分でやってもらうという方法も有効です。最初はヒントや手本をたっぷり与え、本人ができるようになるにつれヒントを減らしていくという方法も使われます。
できないという否定的な体験を減らし、できるという体験を増やすことに繋がるわけです。
当クラブの学習支援では、エラーレスラーニングの方法を基本として、教材開発を行っています。

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